テーマごとに戦国武将たちの一生を比べることで、わかりやすく武将の人生を把握できるくらべる戦国武将図鑑」のイラスト制作のご依頼をいただきました。

私が担当したのは、パート10の「くらべる家康の敵」というテーマの章で、「真田昌幸」「島左近」「後藤又兵衛」「真田幸村」「大谷吉継」の5名の肖像イラストと、それぞれの武将の生涯のエピソードを説明するカットイラスト、合計80点を制作しました。

イラスト制作の詳細は以下のページでご覧いただけます。

歴史系の書籍では、時代考証の監修が入ることが多くあります。
今回も監修がありましたので、特に武将が身につけている鎧・兜の形状や家紋、当時の城の構造などは、史実に基づき可能な限り正確に描くよう努めました。

監修が入ることによってイラストの修正が多い場合があるのですが、ご依頼主の書籍編集・制作会社様には、修正や調整も少なく、版元の反応も良かったと喜んでいただくことができました。
私自身日本の歴史が好きなので、時代ごとの特徴や戦国武将の人物像をある程度理解できて制作に望めたためではないかと思っています。

また、歴史系イラストのご依頼の場合、人物のイラストは重厚で迫力のある厚塗り(色を塗り重ねてリアルなタッチを表す塗り方)のイラストを希望されることが多いです。

過去制作した厚塗りイラストの例↓

厚塗りのタッチのイラストの場合は、色の塗り重ねる作業が多いため、少々制作期間を多くいただいております。
具体的な日数としては、1点につきおよそ10~15日が目安です。(クライアント様の確認作業などの日数は含まず、純粋な制作のみの日数です。内容やスケジュールなどによっても制作日数は異なります。)

今回の「くらべる戦国武将図鑑」の肖像イラストの場合は、リアルで力強い絵であることを前提に、ご予算やスケジュールなどを考慮し、さらに掲載サイズの関係で厚塗りだと書籍印刷時に潰れてしまう恐れがあったため、線と塗りを比較的はっきりとさせ、描かれているものがわかりやすいようなテイストを提案させていただきました。

歴史や時代物のイラストは特に得意で実績もあります。
戦国時代だけでなく、過去には百人一首の説明イラストや近代の人物のイラストなども制作したこともございますので、時代や内容に合わせてイラストをご提案いたします。
ぜひお気軽にお問合わせください。

くらべる戦国武将図鑑
くらべる戦国武将図鑑

東京書店 / 武光誠 (監修)