徳間書店『もゆる椿』の装画と扉絵を制作しました。
[著者:天羽恵 / 出版社:徳間書店(2023年10月 刊行) / 装丁:大武尚貴]
書籍の内容
第6回大藪春彦新人賞を受賞した天羽恵、凄烈なるデビューへ!
御役目は必殺!?
刺客となった少女と人斬れぬ御供の武士。
死への旅路の果てにあったのは……。仇討ちに謀略。なんと贅沢なエンターテインメントだろう。
――今野敏
自らの生を賭して足掻くことは、かくも切なく美しい。
――澤田瞳子「無念を晴らす為やったら、鬼にでも夜叉にでも、喜んでなったる」
道場剣一筋の真木誠二郎は、裏目付の佐野に見込まれてある御役目を言い渡される。
尊王攘夷派の黒幕を誅殺すべく、江戸から京まで刺客の供をせよというのだ。
鬼のような刺客と聞いて生来の臆病者である誠二郎は怯えるが、現れたのは年端もいかない少女・美津だった――。時代小説に新風を起こす業火の仇討ち旅が始まる!
徳間書店ウェブサイト内紹介ページより
制作の詳細
第6回大藪春彦新人賞を受賞された天羽恵さんの長篇デビュー作である『もゆる椿』のカバーイラストを担当しています。
ラフを2案ご提案し、登場人物の少女「お美津」を表1に大きめに配置し、表4には椿を配置した構図に決定しました。
作中のお美津が舞うように刀を振るう姿が印象的でしたので、小太刀を持って動きあるポーズにし、背景に筆タッチの弧の線を描き入れて、刀の軌道を表現できればと考えました。
また、扉絵用のモノクロイラストも制作しており、こちらはお美津とともに旅をする「誠二郎」を描写して、カバーイラストとの対比になるようにしました。
イラスト制作データ
制作点数 | 装画1点、扉絵1点 |
制作日数 | 2点で約15日 |
サイズ | 装画:天地225mm×左右350mm、扉絵:天地188mm×左右150mm(いずれも制作サイズ) |
納品形態 | PSDデータ、CMYK |
- データは参考です。実際の制作時とは異なる場合があります。
- 制作日数は純粋な制作のみの日数です。実際の納期はこの日数にお打ち合わせやクライアント様の確認日数などが加算されます。