双葉社の文芸誌「小説推理」にて連載された『共謀小説家』全8話の挿絵を担当しました。
[著:蛭田亜紗子 / 刊行:2020年2月号~9月号]
小説内容
明治時代、当時はまだ男社会だった文学界を舞台に、小説家を目指す女性・冬子と小説家の夫・春明がお互いの目的のために共謀し合い、夢と挫折、悲劇、愛憎が入り交じる知られざる夫婦の物語。
制作の詳細
「人物を描く場合は、登場人物の印象を規定してしまう可能性があるため、あまりはっきりと顔を描かないようにしてほしい」というご希望がありましたので、後ろ姿や少し伏し目がちに描くなど、読者が想像するのを邪魔せずに物語の世界感に誘えるような絵を意識して制作しました。
主人公・冬子が、10 代の少女から、結婚し子供が生まれて20 代の大人の女性へと成長するにつれ、容姿や雰囲気も少しずつ変化させていき、成長や心情の変化なども表せるようにしました。
また、明治時代を舞台にしているため、当時の生活様式や髪型・服装などを調べ、小説の世界観から逸脱しないよう努めました。
イラスト制作データ
制作点数 | 挿絵2点 |
制作日数 | 平均・約9日 |
サイズ | [1枚目]天地183mm×左右113mm、[2枚目]天地120mm×左右113mm |
納品形態 | PSDデータ、グレースケール |
- データは参考です。実際の制作時とは異なる場合があります。
- 制作日数は純粋な制作のみの日数です。実際の納期はこの日数にお打ち合わせやクライアント様の確認日数などが加算されます。